ボードゲームを買ったんだけど、付属の説明書がわかりづらくて初見でかなり手間取った…!ということでここにまとめます。説明書のようなドラマチックな言い回しはしていないので味気ないかもしれませんw
※若干、説明書と名称を変えているものがありますので、あしからず。(太陽ディスク→昼ポイント、トークン→札など。ディスクってCDとか、ああゆうイメージがつよくてどうもね…)
慣れるまでは、ゲーム開始前の準備でけっこう時間を使いそうです。
- はじめに
- プロローグ
- ゲームの概要
- ゲームの流れ
- マスについて
- 準備
- ミッションの選択
- 札の配置
- 職業の選択
- コマの配置
- 手札の配布
- ゲームの進行
- ゲームの終了
はじめに
プロローグ
アンドールの世界へようこそ!この地に今、オオカミの遠吠えがこだましています。どうやら嵐の夜にオオカミの親子がはぐれてしまったようです…これを憂いたリートブルクの王様は、迷子になった子オオカミを探すようにおふれを出しました。そこで名乗りをあげた4人の勇者たち!4人の前に立ちはだかる橋守マルトと、虎視眈々とリートブルク城を狙うドラゴン一派を退けて、子オオカミがいるという鉱山を目指しましょう!
ゲームの概要
プレイヤーが勇者となり、城をドラゴンから守りつつ、迷子の子狼を探します。子狼を探し出すには、プレイヤーがお互いに協力して橋守が出すミッションに挑まなければなりません。子狼3匹の発見でクリア、ドラゴンが城に到達するとゲームオーバーとなります。
勇者の探索フィールドはスタート地点を城として、川を挟んで草原と鉱山にわかれています。子狼は鉱山にて助けを求めていますが、そこへ行くには橋を渡る必要があります。しかし、橋守マルトはタダでは通してくれません!ミッションを達成して通行の許可をもらいましょう。
ゲームの流れ
このゲームでは昼(勇者のターン)と夜(ドラゴンのターンとリセット)が交互に繰り返されます。ゲームは昼から始まり、勇者は一人ずつ昼ポイントを消費して戦闘や探索を行います。すべての勇者がポイントを使い切ると、昼が終わり夜が訪れます。夜はドラゴンたちの時間です。ドラゴンとゴブリンが城へ向かって動いた後、勇者の昼ポイントや井戸、戦闘をリセットし、新しい1日が始まります。
マスについて
地図ボード上の、線で区切られたひとつひとつがマスになります。
- 城のマス
- 地図ボード右上の城が描かれたマス。ゲームのスタート地点です。ミッションによっては再び訪れることもあります。
- 草原マス
- 木や建物など、何も描かれていない草原のマス。ここに霧の札が配置され、到達した勇者は札をめくることができます。(※通過する場合はめくれません)
- 戦闘マス(ゴブリンの棲み処)
- 剣アイコンが描かれた森や岩のマス。ゴブリンがこのマスをたどって城へ近づいてきます。ゴブリンがいる場合、そのマスにいる勇者はダイスを振って、ゴブリンにダメージを与えられます。城に辿り着かれる前に撃退しましょう。
- 井戸のマス
- 井戸が描かれたマス。井戸の札が配置され、ここに到達した勇者は昼ポイントを回復できます。
- 洞窟マス
- 洞窟が描かれたマス。ドワーフだけが洞窟間をテレポートできます。
- かがり火のマス
- 木材アイコンが描かれたマス。ここに到達した勇者は木材を配置することでドラゴンを後退させることができます。(3回まで)
- 商人のマス
- テントが描かれたマス。ここに到達した勇者は、金貨で松明を購入できます。(松明は子狼の探索に使用します)
- 橋のマス
- 小屋と橋が描かれたマス。鉱山エリアへ行ける唯一のマス。橋守のミッションを達成するまで通ることはできません。
- 鉱山マス
- 川の右側にあるマス。(戦闘マス以外)鉱山の札が配置され、ここに到達した勇者はダイスを振って子狼の探索を行います。
- 暗雲マス
- 地図ボード上部の雲のマス。ドラゴンはここを行ったり来たりします。
準備
ミッションの選択
はじめは説明書にある通りの組み合わせで行うのが無難なようです。慣れた後は難易度によって枚数を決め、ランダムに依頼カードを選んで楽しめます。
依頼カードを選んだら、ボードの脇に「はじまり」「おしまい」とともに並べておきます。他の依頼カードは不要なので箱に回収してください。
札の配置
各札を地図ボード上に並べていきます。
- 物品の札
- 正方形の札。上記「ミッションの選択」で選んだ各依頼に沿って、説明書の通りに配置してください。選択した依頼に出てこない札は不要なので、回収してください。
- 霧の札
- グレーの丸い札。霧の面を表にしてシャッフルし、草原マスに配置します。
- 井戸の札
- 井戸が描かれた丸い札。太陽マークがついた面を表にして、井戸のマスに配置します。
- 松明の札
- 炎が描かれた小さい長方形の札。商人の品で、購入して鉱山の探索に使用できます。地図ボード脇にまとめて配置してください。(商人のマスに置いておいた方がわかりやすいかも)
- 鉱山の札
- 六角形の札。松明マークの面を表にしてシャッフルし、鉱山マスに配置します。
職業の選択
プレイヤーは選択した職業の勇者ボードを受け取り、男女好きな面を表にして自分の前に置きます。3人以下の場合、不要な勇者ボードは箱へ回収してください。
- 剣士
- 他の職業よりダイスに剣の目が多く、戦闘に有利です。
- 魔法使い
- 一撃でゴブリンを撃退できるので、戦闘に有利です。
- 狩人
- 他の職業より昼ポイントの上限が多いため、長く行動できます。
- ドワーフ
- 他の職業より松明の目が多く、鉱山の探索に有利です。唯一、洞窟を使ってテレポートができます。
コマの配置
各コマを対応する色のコマ立てに挿し、配置します。
- 勇者のコマ
- 各職業につき男女1体ずつあるので、勇者ボードに合わせて受け取り、城へ配置します。不要なものは箱に回収してください。
- ドラゴンのコマ
- プレイ人数によって開始位置が異なります。説明書の「ゲームの準備」3を参照してください。
- ゴブリンのコマ
- プレイヤー1人につき1体、地図ボード上に配置します。戦闘マスの番号が大きいところから順に置いてください。1マスに複数置くことはできません。余ったコマは地図ボード脇に待機させます。
- 橋守マルトのコマ
- 橋のマスに配置します。ミッションがすべて達成された時に、地図ボード上から取り除かれます。
手札の配布
- 昼ポイント
- 黄色いコイン状のチップです。勇者ボードに描かれた丸い枠の分、配置します。狩人は9枚、それ以外は6枚です。余分が出た場合は、箱に回収してください。
- 勇者ダイス
- 各職業に対応した色のダイスを、勇者ボードに描かれた四角い枠のところに配置します。
- 赤ダイス
- ドラゴンのダイスです。ドラゴンの脇に置いておきましょう。
- 雄鶏カード
- 雄鶏が描かれた長方形のカード。夜のはじまりとおわりを告げます。ゲーム開始時に年長者(一番手になるだけなので誰でもよいかと思います)が持ちます。以降は、最初に昼ポイントがゼロになったプレイヤーが受け取ります。
ゲームの進行
雄鶏カードを所持しているプレイヤーが「はじまり」のカードを緑の面に返し、読み上げてゲームを開始します。プレイヤーは時計回りの順番で行動していきます。まずはゴブリンの討伐とミッションの達成にむけて動きましょう。
昼の行動パターン
昼ポイントを消費して行動します。ポイントがなければ、何もできません。
- 移動
- 隣り合ったマスを移動できます。1マスにつき昼ポイントを1消費します。川には入れません。ドワーフのみ、洞窟間を1ポイントで移動できます。移動先で下記アクションのいずれかを行えます。
- 待機
- 止まっているマスで1ポイントを消費し、下記アクションのいずれかを行えます。
- アクション
-
- 霧の探索
- 止まっているマスに霧の札がある場合、札をめくります。吉とでるか、凶と出るか…
- ゴブリン
- 札に描かれた番号の戦闘マスに、ゴブリンを投入します。待機中のゴブリンがいない場合はなにも起こりません。指定のマスに既にゴブリンがいる場合は、足跡に従い城へむけてゴブリンを進めます。(下記「夜の行動パターン」の「ゴブリンの侵攻」を参照。)めくった札は箱に回収します。
- ドラゴン
- ドラゴンの侵攻です。赤ダイスを振り、出目に従ってドラゴンを城へむけて進めてください。めくった札は箱に回収します。
- 木材
- かがり火を灯すのに使用できます。拾って勇者ボードの荷物袋に置いてください。
- 金貨
- 商人もしくは薬草魔女レカとの取引で使えます。拾って勇者ボードの荷物袋に置いてください。
- 剣
- ゴブリンとの戦闘に使用できます。拾って勇者ボードの荷物袋に置いてください。
- 望遠鏡
- 霧の中を覗くことができます。任意の霧の札を1枚めくり、プレイヤー全員に見せた後、霧の面に戻してください。望遠鏡の札は箱に回収します。
- 砂時計
- 次のターンから昼ポイントとして使用できます。(昼ポイントと同様、夜に回復します。)勇者ボードに配置してください。
- 薬草魔女レカ
- そのマスが商人のマスと同様になり、そこで買い物ができるようになります。魔女の札はそこに置いたままにします。
- 井戸水を飲み干す
- 止まっているマスの井戸の札が表の場合、昼ポイントを3つまで回復できます。(※勇者ボードの枠以上に回復することはできません。)回復したら札を裏返し、それ以上その井戸で回復することはできません。(井戸は夜に復活します。)
- 戦闘
- 止まっているマスにゴブリンがいる場合、手持ちの勇者ダイスを全て振ります。剣の目が出たものを、マスの剣アイコンに配置します。そのマスのすべての剣アイコンをダイスで埋めると、ゴブリンは倒されます。ゴブリンのコマを地図ボード脇に戻してください。魔法使いの場合、雷の目が出ると剣アイコンの数に関わらずゴブリンを倒せます。一撃必殺!(※夜になるとダイスは回収され、戦闘が振り出しに戻ってしまうので要注意です!)他の勇者が同じマスに止まり、戦闘を引き継ぐこともできます。
- アイテムの配置・回収
- 止まっているマスにアイテムがある場合、拾って自分の荷物袋に置くことができます。または荷物袋からアイテムをマスに配置することもできます。マスにいくつ置いても構いません。
- アイテムの交換
- 止まっているマスに他の勇者がいる場合、アイテムを自由に交換できます。(もちろん同意のうえで!)
- かがり火を灯す
- 止まっているマスが かがり火のマスで、木材を持っている場合、木材をマスに配置することができます。そうするとかがり火が灯され、ドラゴンを1マス後退させることができます。マスの木材枠が埋まっている場合はできません。
- 買い物
- 止まっているマスが商人のマスまたは薬草魔女レカがいるマスの場合、金貨1つにつき松明を1つ購入できます。
- 鉱山の探索
- 止まっているマスに鉱山の札がある場合、手持ちの勇者ダイスを全て振り、松明の目が1つでも出れば札をめくります。松明の札を持っていれば、1つ消費してめくることができます。
- ドラゴン
- ドラゴンの侵攻です。赤ダイスを振り、出目に従ってドラゴンを城へむけて進めてください。めくった札は箱に回収します。
- 鷹
- 鷹が飛んで鉱山を調査してくれます。任意の鉱山の札を1枚めくり、プレイヤー全員に見せた後、松明の面に戻してください。鷹の札は箱に回収します。
- クラーケン
- 勇者は鉱山から追い出されてしまいます。昼ポイントがゼロになり、橋に戻されます。(札の回収について記載なし。魔女と同様、めくった後はその場に常駐なのかな?)
- 子狼
- 子狼を1匹救出できました。荷物袋に拾ってください。3匹救出されると、勇者たちの勝利です!
夜の行動パターン
雄鶏カードを裏返し、以下を順に行います。すべて終えたら1日の始まりです。雄鶏カードを表に返し、昼の行動を開始してください。
- ドラゴンの侵攻
- 赤ダイスを振り、出た目に従ってドラゴンを城へむけて進めてください。城に到達してしまうとゲームオーバーです!
- ゴブリンの侵攻
- 地図ボード上にいるゴブリンを足跡に従って1マスずつ(戦闘マスから戦闘マスへ)城へむけて動かします。城にゴブリンが到達するとゴブリンは雄叫びをあげ、ドラゴンの侵攻が始まります。赤ダイスを振ってドラゴンを進めてください。役目を終えたゴブリンはボード脇に戻します。
- 新たなゴブリンの出現
- ドラゴンがいるマスに描かれたゴブリンの数に従ってゴブリンを投入します。ゴブリンがいない最も番号の大きい戦闘マスから配置します。コマが足りない場合、あるだけ配置します。
- 井戸の復活
- 井戸の札をすべて表(フルカラーの面)に返します。再び井戸で回復できるようになります。
- 勇者ダイスの回収
- 戦闘で使用したダイスを手元に回収します。戦闘の途中であっても、全て回収してください。
- 昼ポイントの回復
- すべての昼ポイントを勇者ボードに戻します。砂時計を所持していた場合、それも回復します。
ゲームの終了
ドラゴンが暗雲マスを越えて城へ到達するか、子狼3匹を見つけ出すとゲームが終了します。「おしまい」カードを緑の面に返し結果を読み上げてください。
いかがでしたか?なんとか上から読んで把握できるように書いたつもりですが…長いですね…
所々はしょって書いたので逆にわかりづらいかもしれません…
が!わたしはやっとこのゲームの全貌を理解できました!これでスムーズに楽しめそうですwww